2015.11.01
新書体「まごころ3兄弟」
先日40年ぶりに、古い友人と会うことができた。年に一度の年賀状で40年。毎年毎年、会わなきゃと思いつつ40年も経ってしまった。同じ会社勤めの同期の桜だ。職場は違ってたが寮も同じで、よく遊んだ3バカの一人だ。よく食堂で会社を辞める話をしてたが、私だけが辞めてしまって、2人ともずっと勤めていてる。定年まで残り1年。大したものだ。昼間から渋谷で一杯やりながら、昔ばなしに花が咲く。忘れかけてた事や、当時は気づかなかった事、全く違う人生を送った事や、話は尽きない。懐かしい話、1975年当時の自分たちを眺めているようでもあった。40年経っても、見かけはお互い随分変わったが、中身は当時と同じまま。成長が止まった親父だ。うれしかったな。良い酒が飲めた。もう一人の友人は今は同じ勤務地らしい。ってことで、今度3人+同期の仲間と九州で。と言うことであっという間の時間だった。楽しみだな。
今年のはじめから、とりかかった「まごころ」ができあがった。知人の45周年のライブで感動をもらったり、古い友との再会でやさしさをもらったり、といろんな事を感じながら制作した書体。頑張らすぎず、自然体で。ことばの背景にある優しさみたいなものを感じて貰えるとうれしい。次書体は来年春頃、「青空」。