こころのカタチ

紙、筆、素材。天気、空気、湿度、温度。道具も素材も、その時々で微妙に変化している。
墨の濃さ薄さで、描きたい線が出せなかったり、描き込んでも描き込んでも描けなっかたり。
大事なことはそれに気分だ。人は時としてやっかいなもので、楽しい時、うれしい時、悲しい時、辛い時など、誰しも精神面での動きは必ずあるはず。
気分によって描ける、描けない。その時の気持ちが形がつくる。その時のこころにあるものを表現してみる。
うまく描けるかどうかはさておき、こころを描く、わたしのこころギャラリー。気分で描いていきます。

2021.10.10

新書体「サラ」

思わず涙する感動秘話というものがSNSに投稿されていた。
【恩師に言われた衝撃的な言葉】
人って「シクシク」って泣きますよね。
「ハハハハ」って笑いますよね?
4×9=36、8×8=64で答えを足すと100になります。
人生を100とすると悲しいことは36、嬉しいことは64、倍近くある!どんなに号泣(5×9=45)しても半分以下。人生泣き笑いで100。
なるほどなるほど。うれしい事ばかりではないってことだ。コロナで苦しんだ人たちも、いずれいい事が待ってると思っていかなければ。随分激減したが、このまま終息に向かって欲しいものだ。一日の時間は変わらないはずだが、出かけることが減った分、時間はたっぷりあるので、出来る事をするしかない。そんな事を思いつつ「サラ」を制作。ゆっくり、あっさり味の書体。ガッツリ飯というより、サラサラお茶漬け、玉子かけごはんってとこかな。最近食べてないな。こんな時だから寂れた温泉でも行きたい気分。もうかれこれ20年ぐらい前になるが、乳頭温泉に行った事を思い出す。東北の紅葉はとてもきれいだった。どこまでも続くパノラマ、迫力満点。南の紅葉とはスケールが違うな。都心でなく田舎。時の流れ、静、動。自然、川の流れ、風。頑張り過ぎない書体を目指した。次回は「サイコロ」の続編「スゴロク」来春までには。

2021.07.08

新書体「サイコロ」

今年も早や半分が過ぎた。相変わらず東京の感染者は減らずだが、オリンピックは開催を決定したのか、どうやら半月後には何らかのカタチで開催されるようだな。ワクチンの番も来週に回ってきたが、まあ自宅でゆっくり見るしかないな。それにしても今夏もまた災害だ。土砂崩れでこれまた大被害が。自然の怖さを改めて思い知らされる。昔はそんなに災害もなかったようにも思うが。
さてさて、そんな中、地道にコツコツ「サイコロ」ができた。 サイコロで思い出すのは70年代の吉田拓郎さんの「落陽」だ。岡本おさみさんの作詞で、私が高校生の頃よく聴いてた今も残る名曲だ。デザイン界で言うなら、作詞がコピーライターで、作曲がデザイナーのように思う。いいコピーが上がってくればコピー負けしないように、しっかりデザインをしたのも昔ばなしだが、吉田拓郎さんの曲はすべて好きだが、特に岡本おさみさんの詞がいいのでそれに負けないような曲づくりをしていたんだなと改めて思う。旅の宿も、襟裳岬もそう。まだまだいっぱいあるな。いいコンビだったんだな。
私のサイコロはどこまでも軽くかるく。転がる石のように、どちらに転がるかわからないラグビーボールのような、サイコロのようなイメージで。仲間がまた一つ。うまく転がして欲しいが、どう転がるかな。次は「サラ」。今年中には飲みたい、つくりたい。

2021.04.23

新書体「がってん」

4月ももうそろそろ終わり。大型連休だ。といっても何処へも行けず、みんな巣ごもりするんだろうか。小さい子供がいる家庭は大変だな。オリンピックはできるんだろうか?。目指してきたアスリートのことを思えば、やって欲しいけど、微妙だな。無事に開催されればいいが。
ここ数日いい天気だ。天気がいいと気分もいい。日課である散歩も気持ちがいい。いつもより足取りも軽い。でも土日ともなれば公園はいっぱいだ。家族連れが多い。テント張ってアウトドア気分。小さい子供はスケートボードに自転車、フリスビー、ボール遊び。何処へも行けないので無理もないが。巣ごもりの私はじっと我慢の大五郎。
そんなこんなで「がってん」。が出来上がった。部分部分に篆書を組み込んだ手描き風書体。がってんは「合篆」。いろんな書体を合わせた書体をいう意味で響きのいい、「がってん」にした。ちょっと昔までは時代劇なんかで「ガッテンだ。」とかよく聞いたが最近は下町でも聞かないな。
「ガッテン承知之助」も平成生まれの人は聞いたことないかもね。今日は花金。これもすっかり死語だな。まわるまわるよ時代はまわる。きっといい時代はくる。ひたすら我慢。次は「サイコロ」、すってんてんのじいさんにならないように、夏過ぎにはつくりたい。

2021.01.01

あけまして おめでとう ございます。

今年はいっぱい
いいこといっぱい
ありますように。

2020.11.30

新書体「かざぐるま」

早いもんだな。今年も後一ヶ月。まだまだコロナ波はどんどん高くなっている。後どれだけの波を越えればいいのか。自粛、自粛で、人にも会わず、飲みにもいかず我慢我慢の毎日だ。このところパソコンまでコロナにかかってしまったのか。リモートが増えたせいなのか。駅の工事の影響だろうか。誰かが遠隔操作してるのか。相変わらず詐欺メールは届くが、昼間はネットもメールもつながらない。イライラは続く。調べてみたが全然わからない。そういえば、もう20数年配線もかえてないな。もしかしたらと思い、ハブとLANケーブルをかえてみた。するとサクサク動くじゃないか。配線も劣化してたんだな。そして速度も速くなってる。進化してるんだな。気にもしてなかった。
今年はコロナで始まり、コロナで終わる。そんな我慢の年だな。来年もまだまだ続くのだろうか。早く終息して思い出にしたいものだ。
外は今日はいい天気。日課である散歩。銀杏並木もすっかり色づいて、ずいぶんと散ってきた。公園は家族連れでいっぱいだ。子供たちは、何事もなかったようにしっかり駆け回り、元気いっぱいだ。季節もあまり感じず過ごした一年。我慢の後はいいことが待ってると思ってせっせせっせと制作した「かざぐるま」。風をうけてくるくるまわる。なつかしい遠い昔、思い出、70年代の青春。時代。世の中。みんな回ってるんだな。そんな気がする。目標までもう一頑張り。次は「がってん」来年春頃を目指して。コロナも収束してればよいが。

2020.08.11

新書体「くるみるく」

新型コロナも緊急事態宣言から5月連休明けには収まるように思えたが、ずっと感染者も増え続けている。いろんな情報が飛び交い、何が正解かは解らない。情報に振り回されず、何にも出来ないが、自らできることをやるだけだ。果たして来年に一応延期されたオリンピックもどうやら危うい。後一ヶ月後一ヶ月と自粛もしてきたが、先が見えないな。甥っ子、姪っ子の結婚式も来年に延期された。8月に行く予定だった台湾の旅も中止。秋口予定の同窓会もまだ連絡はないが中止になりそうだ。今年いっぱい、いや来年まで続くのだろうか?。おいしい肴とおいしい酒が普通に飲みたいもんだがまだまだ我慢。
東京は地方から見ればあこがれの街だが、今はコロナの宝庫、すっかり嫌われもんだな。そんな東京にも田舎はある。下町もある。大都市の路地を入れば昔ながらのお店があったりと昭和の臭いもまだまだある。そんなことを思いながら制作した「くるみるく」。不揃いの手づくりパンやクッキーのような素朴な味、そんな思いで制作した。頑張りすぎないお店、頑張りすぎないおいしさ。素朴な味わいを感じてもらえるといいかな。時間もあることだし、予定よりはやくできあがった。次は「かざぐるま」。年内には制作したいが。。。

2020.05.01

新書体「照和80」

新型コロナ騒ぎ、まだまだ続きそうだな。この数ヶ月電車にも乗ってないし、外で酒も飲んでない。家飲みもソロソロ飽きてきた。はやく収束、そして終息。只ただ願うだけだ。感染者も毎日のように増えるばかり。街を見ても、お店も閉まり、寂しさばかり。まずは自分がかからないように、そして移さないように気をつけて乗り越えるしかないな。楽しみにしてたライブもオリンピックも延期になってしまった。残念だがしょうがない。暗い話はやる気さえも失せていく。踏ん張らなければ。
そんな中、コツコツ描いてきた、照和80ができあがった。確か、1981年岐阜の中津川の、いこまいか野外コンサートを思い出しながら、組見本は制作した。当時のデザイン学校時代の友人たち6.7人だった思うが、携帯もない時代だからどのように連絡して、だれがチケットを用意したか、山奥なのにどうして行ったかは覚えてない。だだただ暑くてTシャツも汗だくで裸で参戦した記憶がある。強烈に記憶に残っているのは、遠藤賢司さんが森の中からアンプをしょって、機関銃のような音でステージに登場したことだ。迫力あったな。かっこよかったなあ。その頃はフォークからニューミュージックに、アナログからデジタルへの移行の時だったようにも思う。高石ともやさん、ナターシャー・セブン、かまやつひろしさん、小室等さん、杉田二郎さん、永六輔さん、マラソンの君原健二さんもゲストで来てたなあ。地元のグループも他にもたくさんいたように思うが。遠い昔の思い出。手描からパソコンでのデザインもこの頃から多くなってきたが、どことなくアナログを感じでもらえれば。照す昭和、1980年代。次は「くるみるく」。秋頃の予定で。

2020.01.10

新書体「散歩歩」

新元号、令和になってまだ、この文字を書いていない。新年あけて10日。毎日毎日、ゴーン氏の逃亡劇のニュース。どうなのよ。元々よくわからない有価証券報告書の虚偽記載。凡人には全く解らないし、興味はない。米と北とのかけひき。今日のニュースでやってた110通報の20%は「家の中にゴキブリがいる」「酔っぱらって帰れないからパトカーで送ってよ」こんな通報があるらしい。警察もなめられたもんだな。心底喜べるニュースはないものか。

さて、新書体「散歩歩」ができあがった。30数年ぐらい前になるが、まだ昭和だったかな。福岡の柳川に行った時をモチーフに組見本を作成した。はじめての柳川は静かで情緒ある古い町並み、川下り、やっぱり空気がよかったな。一昨年佐原にある小江戸に行ってみたが、なんとなく柳川を思い出した。昨年、川越にある小江戸も行ってみたが。まあ、外国人の多さにウンザリ。静かなところが好きだな。今の柳川はどうなんだろう?。そんなことを思いつつ「軽やかな動き、楽しさ、明るさ。ゆったり、ぽっかり、ほっこり。」そんなイメージで制作した。次はどこに行くかな。次は1980年代。「照和80」。「照和70」をつくって随分経つな。ファミリーにはならないと思うが、仲間ぐらいの感覚で。オリンピック前には仕上げたい。

2020.01.01

あけまして おめでとう ございます。

昨年はいっぱい
ありがとうございます。
今年もいっぱい
よろしくお願いします。

さいくさやすし。

2019.09.04

新書体「ぽっち」

かんかん照りつけた暑さも、朝夕は随分涼しくなってきた。夏も終わりやな。お国のゴタゴタはまだまだ続きそうだが。毎日のようにニュースは流れ、すこしウンザリ。結局、なるようにしかならない。。。
先日柔道世界選手権が行われた。五輪を目標して練習を積んで、世界選手権に選ばれて、優勝した人、しなかった人。みんな一生懸命に頑張ってるんだな。いつも感動をもらえる。後一年に迫った五輪。出場枠が各階級で一人。特別枠がいくつあるのかは解らないが、狭き門だな。日本は層が厚いので、誰が代表になってもいい成績が残せそうな気がするのだが。頑張っている人たちはイイネ。
春先からとりかかってきた書体「ぽっち」ができあがった。ぽっちゃり、ぽっちり、これっぽっち、それっぽっち、ひとりぽっち。凹凸のぽっち。ぷちぷちはじけるような、ぼちぼちはじめる動きのような、幼い子供のような。そんなイメージで制作した。少し子供向きの書体かな。デザインシグナル版として送り出した書体はこれで40書体。目標まで、あと3.4年かかりそうだな。、病気しないように気をつけなければ。当分脱力感は続くが、また仕切なおして中旬ぐらいから次にかかろう。次の書体は「散歩」。来年2月ごろかな。

2019.04.24

新書体「楽楽」

TOKYO2020オリンピックまで後一年半。早いものだ。先日公式ホームページの案内があったが、どうやら登録しないとチケットの申し込みも出来ないらしく、あわてて登録を済ませた。柔道、卓球、バレー、テニス…等、観たいものはいっぱいあるが、一つでも当選できればと願っている。5月7日から受け付けが始まるようだが、果たしてサイトの方は大丈夫かな。きっと混雑でつながらないような気がする。渋谷駅の周辺も長いこと工事やってるが、少しずつ変わってきている。私の住む駅も工事がはじまって随分経つが、少しずつきれいになっている。ただでさえ東京は人があふれているのに、オリンピック時は交通機関も想像以上に込むだろうな。でも楽しみでもある。
楽しいことはいっぱいあった方がいいが、なかなかそうはいかない。嫌なことも多少ないと喜びもないのだろう。昨年中学の同窓会で別府に出かけた。なじみの深い山並みハイウェイは景色がいいな。しっかり癒される。年に一度の同窓会で、九州周辺を回っている。遠くからの参加者は数名しかいないのだが、この時を利用して、年に一度の里帰り。亡き両親の墓参りと古い友人たちと飲んで騒いでを楽しんでいる。今年は高千穂。九州では私が一番好きなところ。楽しみ。そんなことを思いながら、制作した「楽楽」。ゆっくり、ゆったり、楽しい場面を想定して制作した書体。手離れした書体にまたいつ会えるかが楽しみでもある。次回書体は「ぽっち」。丸みのある書体。少しゆっくりして、秋口ごろの予定で進めよう。

2019.01.01

あけまして おめでとう ございます。

昨年はいっぱい
ありがとうございます。
今年もいっぱい
よろしくお願いします。

さいくさやすし。

2018.12.09

新書体「ポップス」

2018年も後少し。猛暑、台風、地震と自然災害も多かったな。北海道に8月にはじめて行った。やはり景色の雄大さには感動。ただアジア人の観光の多さには、ちとうんざり。その後一ヶ月には大きな地震。予想だにしてなかったな。その後、復興のための「元気です。北海道」のボランティアされてる方から、「きりぎりす書体を使わせてくれ」というメールが届いた。メールで話しているうちに、その方は佐世保出身で、北海道に永住した方だった。なんだか凄くご縁を感じてしまった。私の生まれ育った壱岐ではほとんど地震がなく、大人になってから、地震を経験したものだから、最初はすごく怖かった気もするが、最近ちょっとの揺れ具合では驚かなくなってしまった。気を引き締めなければ。
1968年、私が小学校の高学年の頃、テレビでは歌番組が毎日のようにあって、いつも流れてた歌、ブルーライトヨコハマ。好きだったな。横浜ってどんなところだろうと思っていたが、今神奈川県に住んでいる。当時は考えもしなかったが。これもなりゆきだな。
ダイヤル電話、カセットテープ、レコード。ジュークボックス。今思えば不便ではあるが、味のあるものだった。昭和もそろそろ終わり。寂しい気もするが、みんなが元気だったように思う。そんなイメージで制作した「ポップス」。思い出をのせて。次回は「楽楽」。しっかり遊べる書体をつくろうと思う。来年春先かな。

2018.07.13

新書体「潮風」

ワールドカップサッカー2018。残すは、準決勝、決勝となった。日本チームもよく頑張った。ベルギー戦は2点先制して、このまま勝ちきるかと思っていたが、逆転負け。奇跡は起こらなかった。非常に残念。でも元気をいっぱいもらえた。また4年後の若い選手たちの活躍に期待したい。ウインブルドンテニス2018、錦織圭選手。ウインブルドンでは初ベスト8.苦しい試合だったが、4回戦まで進んだ。準々決勝、ジョコピッチ。やっぱり強いな。どうも相性がよくない。苦手意識が強いのだろうか?なかなか勝てない。でも錦織選手の負けず嫌いは強い。いずれ制覇して、優勝してくれるだろう。
もう7月も半ば。後少しで夏休み。と、楽しみにしてた、小学生時代。午前中は宿題。山ほどあったが、ほとんどやらず、よくおこられたもの。昼からは毎日毎日、海に行く。ピーチバッグに、タオル、着替え、水中メガネ、そしてトマト。体いっぱい遊んで、潜って、飛び込んで。そして海水で冷やしたトマトを食べる。また塩味がいいんだな。それでも足りない場合は泳ぎなから魚を釣ったり、さざえを捕ったり、岩場で焼いて食べる。そんなことをやってたな。当時、小学校にはプールがなかった。体育の水泳の授業は、夏休み前、学校で行くたった一度の海での授業。泳ぎは教えられてないのだが、海育ちの人たちは自然に泳げるのだな。そしてトランジスタラジオを聴きなから、歩いて帰る。途中氷屋さんで、かき氷。今の時代では考えられないだろうな。海に囲まれてた島で育ったので、海水浴場はいっぱいあるのだ。陽が落ちる頃には、潮の香りのする風が吹いてくる。とても心地よい。そんなことを思いながらの「潮風」。気持ちのいい風が吹くといいな。次は「ポップス」。年内めざして。

2018.03.01

新書体「こだま」

色々と会場の問題も、選手間の問題もあったが、平昌オリンピックも大事なく無事閉会した。私はウインタースポーツは得意ではないが、観戦するのは好きだな。スポーツとは言えないが、日々の散歩と月一のピンポンだけ。オリンピックでメダルを取ることを目標にがんばってきた選手たちの生き方にはただただ感動する。日本女子の活躍は凄かったな。特にスピードスケートは凄かった。いっぱい感動をもらったし、元気もいだだいた。がんばってる姿っていいな。感動はスポーツだけじゃないけど、ストレートに伝わってくるところがいい。
最近のTV番組はつまらない。観たい番組があまりない。感動するところがないのは歳のせいなのか。10代の頃は歌番組、お笑い、ドラマも面白かったように思うのは私だけなのか?。その頃の新婚旅行と言えば、海外に行く人がまだまだ少なく、九州からは信州の上高地が主流だった。先輩たちのお土産は決まってキーフォルダーみたいな雑貨だっだように思う。いいところとは聞いていたが、当時は行く機会もなく、20数年前になるが行ったことをふと思い出す。自然の空気、景色、流れる川、温泉、ゆったりとした時間。今からが新緑がいいのだろうな。また行ってみるか。そんな事を思いつつ制作した「こだま」。ゆっくり、のんびり。ゆったり、ぽっかり。ゆるく、軽く。優雅に。そんな感じで。次回は風シリーズで「しお風」。夏ぐらい目指して。

2018.01.01

あけまして おめでとう ございます。

昨年はいっぱい
ありがとうございます。
今年もいっぱい
よろしくお願いします。

さいくさやすし。

2017.10.24

新書体「ひかり」

どうやら台風21号も過ぎ去っていった。何事もなくて一安心。それにしても良く雨が続いたな。夏もあまり夏らしくなかった。気象予報士の森さんが言ってたが11月はずっと晴れってさ。さてさて。昨日は久しぶりの散歩。気持ちいい秋晴れだった。この時期になると15.6年前になるが、友人の案内で回った秋田の紅葉を思い出す。我が人生で見た紅葉で一番美しかったな。雄大な景色、とにかく広く長い。どこまでも続く山。まるで絵画の中のような、絵でしか見たことのないような風景だった。その後何度か足をのばしてみたが、あの景色にはお目にかかれない。一番いい時期に案内してくれたんだろうと改めて思う。温泉もよかった。露天風呂も最高。いい旅だった。そんな事を思いながら制作した「ひかり」。さわやかな空気、心地よい風、陽射し、青空、晴天。そんな感じかな。4年ほど前に制作した「あかり」のファミリーとは言えないが、太いタイプ。少し力が入った感じで。やれやれ。手離れしたのでひと休み。次回は「こだま」かな。。。年内は下準備、年明けに。また一年が早いぞ。春頃には仕上げたいな。

2017.06.20

新書体「ピコロ」

先々月、フォークシンガーの加川良さんがなくなった。69歳。加川さんといえば、「加川良からの手紙」という曲をよしだたくろうさんが歌ったことで知った、71年「教訓」と言う歌でデビューしたお方で、元々は当時のインディーズ、URC レコードの社員だった。十数年前に亡くなられた高田渡さんらと交流が強かったように思う。私の70年代の思い出のお方だ。中でも3枚目のアルバムの中の「東京」「枚方のあきちゃん」という曲は古い友人とよく聴いた歌だ。加川さんの魅力はあくまでもメッセージソング。語りかけるような、会話してるような歌いっぷり。またしゃがれた声も味わい深いし、とてもステキだ。やさしさが伝わってくる。数年前に元パイオニアの技術者だった知人にまだデジタル化されてない、故河島英五さんのデビュー曲が収録されている「河島英五とホモサピエンス」というメンバーで活動していた時代のLP盤数枚と加川良さんの「やあ。」というアルバムをデジタル化していただいた。まだCD化されてない当時の聴きたいアルバムはあるが。。。最近は直近のカバー曲だけの「みらい」というアルバムと最後のアルバムになってしまった「ユーズド・エンド」という曲を聴きながら、文字づくりということなってしまった。とても残念だけど、ご冥福申し上げます。
感じたことや思い出は考えることより文字づくりに欠かせない。さらに一昔前になるが小学生だった頃はどうだろう。物がない時代、情報が少ない時代、電話もなければ、遊び道具もない。そんな時代、十円玉で買える駄菓子屋、ラムネ、そしてグリコのおまけ付きのキャラメル。今思えば大したものは入ってないのだが、おまけほしさにキャラメルを買ってたような思い出もある。プラスチック?塩ビ?で型抜きされた小さなおもちゃ。それなりに楽しんでいたな。そんな思い出から、何が出てくるかな?という楽しみたいな、そんな遊び心で制作した「ピコロ」。ミニチュア、ピッコロ、響き、動き、そんな感じかな。次回は「ひかり」。年内までにはつくりたいな。

2017.01.30

新書体「ストロング」

昨年11月無事3回目の成人式を終え、40数年ぶりの、中学校と高校の同窓会があった。同じクラスだった人たちはすぐに思い出すことは出来たが、最後まで解らなかった人は数名いたな。原因が解らず殴られた当時の先生も参加してた。なんか大きい印象だったが、とても小さくなってたな。当時の事を聞いて見たが、殴った生徒がいっぱいいたのか、何か原因はあったのでしょうと、言ってたが。僕らの中学生の頃は、先生の言うことは絶対で、呼び出されては、目をつぶれ、歯を食いしばれと言われ、大きな平手打ち、たまには拳骨も飛んできた。今では大変なことになると思うが、当時はあたり前だった。今では先生は勤まりませんね。とも言ってたな。時が経てばそれも思い出であり、みんなと再会できたことはとても良かったし、とても楽しかった。小中高とずっと一緒だった同級生は小学生の頃の話まで遡る。今のようにゲームもなければ、おもちゃも買ってもらえない。自分たちで工夫して遊んでいた。TVのヒーローにあこがれたり、なりきったり、とにかくやたらめったら強い剣の達人、拳銃の達人、空が飛べる、優しくて謙虚、頭脳明晰、かっこい男にあこがれたもんだ。
そんなこんなのイメージで太く力強く、元気な書体をと思い制作した「ストロング」。岩石のような堅さ、力強さの中にも優しさを感じてもらえればうれしい。書体制作を始めた当初の目標数はクリアすることが出来た。もう同級生も引退する人も、再雇用で後5年働くと言う人もいるが、どうやらまだ体力も気力も残っているようなので、とりあえず次の目標に向かって制作していく。しばらくゆっくりして、取りかかろう。次は「ピコロ」。軽い軽い書体。夏ぐらいかな。

2017.01.01

あけまして おめでとう ございます。

昨年はいっぱい
ありがとうございます。
今年もいっぱい
よろしくお願いします。

さいくさやすし。

2016.08.22

新書体「コリダンス」

リオ五輪も今日で無事終わり。治安が悪いと言うことで、心配でもあったが、大きな事件もなく良かった。元気と感動をもらった17日間だった。日頃あまりTVは見ないが、数年分楽しめた感じだ。水泳、柔道、卓球、陸上、テニス、バドミントン、バレー、サッカー、ラグビー、レスリング等々。くやし涙の人もうれし涙の人も、いっぱいドラマがありきたことの背景もすごいな。感動。なんとなくでは五輪にはでれない。出れるからにはいいメダルがほしいのは当然なんだろうけど。男子400mリレーの銀。水泳のメダルダッシュ。卓球、男女ともメダル。錦織圭選手の銅メダル。一昔前までは、日本人は全くメダルに届かなかった種目も立派な成績を残したことは、個の能力に投資できるようになってきたのかも知れない。私の小さい頃は、国、算、社、理の平均点で、学校の成績が決まる。体育、音楽、美術なんてなものはいくら出来ても評価に値しない。そんな時代からすれば、個々の能力を活かす教育は必要だな。一番つまらない試合は、柔道男子の100キロ超級のリネール×原沢選手の試合だった。一度も組み合うことがなく、さも、指導の差で金を逃した。柔道なのに、点を稼いで逃げ切る。そういう駆け引きはダメだな。審判のレベルも、選手の卑怯さも見えてくる。これが絶対王者か?つまらん。柔道ファンとしてはいただけない。正々堂々と畳の上で組み合ってほしいものだ。そんな中、文字づくりには集中できなかった17日間。いっぱい感動をもらったし、いろんなことを感じる事が出来たな。やっとこさ、コリダンス完成。淡水魚でナマズ系の魚で、底面でチョロチョロ泳ぐコリドラスのダンスからネーミングにした。人で言えば赤ん坊のような、チャップリンような?。動物で言えば、生まれたばかりのわんこような?。愛嬌があって、動きに癒される。そんなイメージで制作。次書体はストロング。来年の早い時期に。

2016.04.15

新書体「青空」

早いのもので、今年還暦。こんなに歳をとるとは思ってなかった。高校時代の還暦式と同窓会が秋にある。卒業してから一度も会ってない人たちとは42年ぶりになるのか。楽しみだな。当時の思い出と言えば、やっぱりフォーク仲間だな。拓郎、揚水、泉谷、かぐや姫、NSP …、まだまだたくさんのシンガーソングライターがいたな。最近またアコギで歌う若者も多くなってきたな。当時歌ってた人たちも再活動をしている。とてもうれしいことだな。大きい会場もいいが、最近は小さなライブがとても気にいっている。
私も当時あこがれていたD45を手に入れて、ひとりギターを楽しんでいるが一向にうまくならない。ボケ防止ってことで、まあいいか。
小室等、吉田拓郎、井上陽水、泉谷しげるによって75年に設立された、フォーライフレコード。5人目のフォーライフとして、76年に吉田拓郎プロデュース「風になりたい」でデビューした川村ゆうこ。ずっとあこがれの人であり、ファンだった。長い間休業していたが、再活動してることを知り、2008年渋谷のランタンというライブハウスで再会した。といっても当時はアルバムの中の人。5月の中旬、吉田拓郎の10年前のつま恋のメンバーと吉祥寺でライブが行われる。とても楽しみだ。
気持ちいい風。優しさ。青空。自然。動き。軽やか。リズム。そんな気持ちで「青空」。
そんなこんなで当時の思い出の中から、川村ゆうこさんのファーストアルバムの中の、元気をもらったお気に入りの歌、「こんなに空が青くては」から、文字組見本を使わせていただいた。ゆうこさん、ありがとさん。ジャケットのグリーンに気持ちよさそうに転がる姿もステキだ。ちなみのロケ地は代々木公園だそうだ。次書体は「コリダンス」。秋頃かな。また一年が早いぞ。

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